2023年3月22日に挙行された学位記伝達式において,4年生の岩﨑慎一郎くんの卒業研究が優秀発表賞として表彰されました.
岩﨑くんの研究は「コンパクトシティ形成に伴う水害リスクの軽減効果に関する研究」と題するもので,都市の条件等を変更させた際の家計と企業の空間分布を推定できる応用都市経済モデルを用いて,公共施設や生活利便施設の配置を変更した際の都市構造変化を推定し,それに伴う洪水氾濫発生時の経済損失の軽減効果を評価したものです.堤防やダムの整備といった従来の河川整備と,地域づくり・まちづくりが一体となった「流域治水」の実現に向けて有用な知見を与えるものであり,さらなる研究によって新しい水災害対策を加速する成果が期待されます.